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「二世帯住宅を検討しているけれど、どんなメリットがあるのだろう?」「一つ屋根の下で暮らすのだから不便なこともあるよね。」など、迷ったり、悩んだりしている人もいるのではないでしょうか。二世帯住宅のメリットとデメリットについてまとめました。
幼い子どもだけで留守番をさせるのは心配です。親が近くにいれば安心して出かけることができます。二世帯一緒に外出することは少ないので、防犯対策にもなるでしょう。親世帯に介護が必要なときは子世帯がサポートすることも可能です。家事や育児を協力すればそれぞれの負担も軽くなります。
親世帯は高齢になればなるほど精神的に不安も増えてきます。頼りたくても遠く離れていてはそう簡単にはいきません。子世帯が話し相手や相談相手になってくれるだけで心強いでしょう。孫の成長を見守ることで生活に張り合いも生まれます。
建物がひとつになっているため、エネルギーの消費量を削減することができます。孫の誕生日会や祝いごとなどで一緒にテーブルを囲む機会を増やしてみる、子どもを親世帯に預けるなど工夫をすれば、生活費や光熱費の節約にもつながるでしょう。二世帯住宅にリフォームした場合、不動産取得税や固定資産税といった税金の軽減も期待できるかもしれません。ただし、軽減措置が適用されるには条件があります。
リビングを共有したら「友達を気軽に呼べなくなった」「孫の友達やその母親たちが遊びに来るのでリビングに行けない」といったケースもあります。玄関を共有すると「時間帯によって出入りを考えなければいけなくなった」「朝寝坊ができなくなった」など、お互い生活リズムが違うので、不便に感じることが増えるようです。
リビングやキッチン、玄関、ポストなど共有スペースが多い場合、郵便物を見られたくない人や夜遅く出入りすると気を遣う方もいるでしょう。家族それぞれが自分の時間を過ごしたいと思っても、プライバシーを確保するのが難しくなることも出てくるでしょう。
親世帯に子どもが複数いた場合、二世帯住宅で同居する子どもと別に、他住居を構えている子どもの間で相続トラブルが生じる可能性もあります。親の遺産が二世帯住宅のみなら、兄弟、姉妹の間でトラブルに発展するケースが多いようです。トラブルを避けるためには、二世帯住宅を建てる前に考えておく必要があります。
お互い不平不満が重なりうまくいかないことも出てくるかもしれません。二世帯住宅を検討している方はデメリットを解消するためにも、親子だけで話し合うのではなく、住宅を建てる担当者に相談することをおすすめします。
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