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ZEH(ゼッチ、ゼロエネルギー住宅)とは、使う電力を抑えられる「省エネ」と、自宅で電力を作り出す「創エネ」の両方を取り入れることによって、家庭内のエネルギー収支を抑えたり、プラスの状態にできたりする家のことを指します。
環境にも財布にも優しいと言われるZEHを導入しようと検討している人も多いことでしょう。そこで今回は、ZEHのメリットとデメリットについてまとめてみました。
ZEHを導入すると、主に太陽光発電を使って、自宅でエネルギーをつくり出すことができるようになります。自家発電したエネルギーを、そのまま自宅で使用する電力にできるため、光熱費が大幅に削減されます。
また、つくったエネルギーが消費したエネルギーを上回り、電気が余った場合、それを電力会社に買い取ってもらい収入を得ることもできるのです。
ZEHは「創エネ」だけでなく「省エネ」、つまり使う電力を抑えることができる家です。できるだけ電力を使わないですむように工夫が施されており、エアコンを使わなくても夏は涼しく、冬は暖かい住まいがうまれます。
災害時には電気が止まり、停電が発生してしまうことがありますよね。ZEHの場合は太陽光発電システムが導入されているため、非常時も電気を使うことが可能です。
現在、国では環境に優しいZEHの普及を強く進めています。そのため、ZEHを取得した人は、条件によって補助金を受け取れる場合があります。毎年概要が変わるため注意が必要ですが、条件に当てはまる人は応募してみてはいかがでしょうか。
参考:一般社団法人環境共創イニシアチブ公式HP(
https://sii.or.jp/moe_zeh03/support/public.html)
ZEHを取得するには、太陽光発電の設置や、断熱性を高めるための工夫が必要になります。そのぶん、一般的な住宅を建てるときよりも初期費用がかさんでしまう傾向があります。光熱費が大幅に下がるため、長期的に見ると節約になるのですが、最初はコストがかかってしまうことを覚えておいてください。
ZEHは、太陽光発電システムによって支えられています。太陽光発電は、その名の通り太陽光エネルギーを使って電力をつくり出す仕組みです。太陽が出ていない雨や曇りの日、日照時間が短い冬の時期は電力をつくることが難しい場合もあるでしょう。
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